こいつはぁ、良書だ!

こんな本が出ていたのですね。
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そもそもの企画は同人誌だったそうで、イラストも映像クリップも全く無いのですが、内容は凄い。12月公開の星巡る~以外の全作品についての解説。そしてその方向性がぶれていない。第1作目が全てのファンが好きなヤマトなのでしょうが、「何故好きだったのか」を全作品に照らし合わせて語りつくしています。
 意外だったのは、「さらば」に対して厳しく「2」に対しては第1作目の流れを汲んでいるということ。その上で「2」で古代が犯してしまった過ちについても指摘する。「2」の最終話をあらためて視聴すると、「敗戦となっても、生きることをあきらめない。過ちを犯してもそれに向き合う」という、ちょっと内容が高度で難解すが、この年になってあらためて評価しなおす良い機会~だから、いま語るべきなのでしょう~を与えられたと思います。テレビシリーズで唯一、放送が短縮されなかった作品なので、そこら辺はよく練られていたのでしょうね。
面白かった!