かつてのシフトレンズ、現代は...

かつてOMシステムに「シフトレンズ」なる特殊レンズがありました。オリンパス独自のレンズでしたが、現在は2強メーカーにあるそうです。もともとは大判カメラ(蛇腹式の)の一機能だったものを35ミリカメラで実現したものです。用途は広角レンズを使用して建物を撮影した場合、視線から遠い部分が歪んでしまうのを光学的に修整するためのものです。
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35ミリ換算28mmの広角で撮影したものです。柱が曲がっていますね。シフトレンズのないフォーサーズシステムでは...
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ソフト的に修整するそうです。デジタルの世界は何でもできてしまうのですね。フィルムカメラを持たないオリンパスならではの合理的な割り切りなのでしょう。シフトレンズを最初に開発したオリンパスOMシステムとしては少々複雑な気分ですが。